こんにちは。メンターの土橋一夫です。獨協大学前に住んで20年ほどになるおっさんです。家族は妻と子ども二人。上の子は就職して一人暮らしをしています。下の子もそろそろ自立かな~という感じです。
この記事では、獨協大学前の主要スポットについて解説します。
西口は「新しい街」、東口は「昔からの街」
獨協大学前駅は、西口と東口で、少し雰囲気が違います。
西口は、2015年頃から新たに開発された、整然とした真新しい街。
東口は、昔からある、少し雑然とした街です。
どちらも良い街ですが、それぞれ分けて説明します。
獨協大学前用語「松原」
西口・東口の説明に入る前に、獨協大学前の街でよく使われる「松原(まつばら)」という言葉について簡単に説明しておきます。
獨協大学前駅は、元々は「松原団地駅」という名前でした。2017年4月に改名され、今の「獨協大学前駅」になっています。
「松原」という言葉は、松尾芭蕉に由来します。1689年(元禄2年)に松尾芭蕉が「奥の細道」の中で、当時の松並木を見て感嘆した一節があり、そこからこの街には「松原」の名が多く使われています。
要するに、「草加市内の獨協大学前駅近辺に『松原』や『草加松原』の名前がよく使われている」ということです。
獨協大学前駅 西口
草加市立図書館
獨協大学前駅の西口には少し大きめのロータリーがあり、目の前に草加市立図書館があります。スーパーマーケットの東武ストアも併設されていて便利です。
松原団地西口公園
草加市立図書館の隣には、松原団地西口公園があります。すごく広い、とは言えませんが、幼稚園児くらいの小さい子と遊ぶには十分な広さのある公園です。
なお、「松原団地」の名前が使われていますが、これは既に取り壊された団地の名前です。改名がめんどくさいから直していないのか、歴史を残す意図であえて残しているのかはよくわかりませんが、今ある建物に「松原団地」の名前が使われているものは基本的にありません。
獨協大学
西口公園から交差点を挟んだ向こう側は、獨協大学のキャンパスになっています。駅からは徒歩3分ほどです。
大学があるからといって、住民に何か直接的なメリットがあるわけではありません。ただ、「大学がある街に住んでいる」ということは、なんとなく嬉しく感じます。
再開発された街並み
獨協大学の向かいには、再開発された綺麗なマンションがずらりと並んでいます。
街全体の住みやすさを考慮された開発になっているように見受けられます。道幅が広いのも、その現れでしょう。
松原団地記念公園という広い公園もあります。この公園は、先ほどの「松原団地西口公園」とは別の公園です。とても広いので、安心して子どもを遊ばせることができます。
なお、この公園は2015年からの再開発で新たにできた公園です。「松原団地」の名前が使われているのは、その名前を残す意図があったのだろうと思います。
取り壊された松原団地は、外の人から見れば、単なるボロい団地に見えただろうと思いますが、住んでいた人にとっては思い出深い建物です。旧住民の気持ちを汲み取ってくれたのだろうと思います。再開発にあたって、さまざまな人へ配慮するスタンスが見える名前です。
保育園・幼稚園
保育園・幼稚園はたくさんあります。主なものは下記です。
待機児童数は、ゼロというわけではありません。多少の競争率はあるようです。
筆者は、趣味と実益を兼ねてベビーシッターをしています。草加市へ「正式な認可外保育施設」として届け出をしていますが、筆者へ依頼が来ることはほぼありません。そこから考えると、多少の待機児童は発生しているものの、都内のような深刻な状態ではないのだろうと思います。
待機児童の状況については、草加市のサイトで公開されているので、そちらを見ると良いでしょう。
ふたつの小学校
「松原小学校」という小学校が、松原団地記念公園のすぐ近くにあります。
更に、駅の近くには「栄小学校」という小学校もあります。
再開発を機に、獨協大学前の小学校・中学校は統廃合が行われました。住民が増えることについて、前もってしっかり準備していたことが伺えます。
栄中学校
獨協大学前西口の中学校としては、「栄中学校」があります。
なお、松原団地記念公園から10分ほど南に歩くと「花栗中学校」もあります。
商業施設
獨協大学前駅西口の商業施設としては、真っ先に挙がるのがマツバラテラスです。
ちょっと小さめのショッピングモールで、下記の店舗が入っています。
- ベルクス(スーパーマーケット、食料品など)
- ジョーシン(電機屋さん)
- ダイソー(100円ショップ)
- よむよむ(本屋さん)
- ウェルシア(ドラッグストア)
- 草加カルチャーセンター
ここに行けば、日常的な買い物の大半は済ますことができるでしょう。なお、食料品を安く買いたい場合は、後述する東口のドンキホーテまで足を伸ばすという選択肢もあります。
獨協大学前駅 東口
獨協大学前駅の東口は、西口と打って変わって、雑然とした街並みです。綺麗さで言えば圧倒的に西口のほうが上ですが、東口の暮らしも悪くありません。実際、筆者は東口に長く住んでおり、不満はありません。
東口について、雑然としている、と書きましたが、あくまでも「西口と比べると雑然としている」ということです。「ゴミゴミとした東京」と比べれば、東口であっても、日々の暮らしは快適と言えるでしょう。
東口には、小さな商店や施設がたくさん並んでいます。ひとつひとつを説明していくときりがないので、主なものだけをピックアップしましょう。
塾がたくさん
まず、大学受験のための塾がここ数年で駅の近くに続々とできました。西口の開発が加速し、今後、大学受験する高校生が増えるからだと思います。
西口側には、私が知る限り、大学受験のための塾はありません。西口に住む人も、東口側を知っておく方が良いでしょう。
商業施設
東口で大きな商業施設というと、ドンキホーテ草加店でしょう。
食料品、雑貨、文房具、お菓子、衣料品、スマホ用品など、さまざまなものが揃っています。
なおかつ、個人的には、ドンキホーテに売っているものは安いことが多いと感じています。
生鮮食品について、西口のベルクスや東武ストアと、東口のドンキホーテを比べると、ドンキホーテのほうが明らかに安いです。
以前は、このドンキホーテの生鮮食品はちょっと品質が劣るかな?という印象がありました。しかし、昨年末に生鮮館のリニューアルが行われて以降、グッと印象が良くなりました。私は、このドンキホーテで買い物をすることが多いです。
スーパーのマルエツもあります。こちらは普通のお値段で品質高め。
ホームセンターのカインズホームもあります。徒歩圏にホームセンターがあるのはありがたいです。カインズホームとしては普通の大きさの店舗なので、「なんでもある」とは言えませんが、「大抵のものはある」とは言えます。
家具や電気製品だけではなく、日常的な飲み物や洗剤などが安く売られているのも良いポイント。私は、カインズホームブランドの小さい缶コーヒーを常飲しています。この缶コーヒーは1本38円。ちなみに、小さい缶の緑茶は1本28円です。箱買いするとさらに安くなります。
草加郵便局
東口には草加郵便局があります。草加市内で中心的な役割を果たしている郵便局です。駅から徒歩5分程度。営業時間外の荷物の受け取りもできるので、とても便利です。なお、24時間いつでも受け取れるわけではないので、「ゆうゆう窓口」の営業時間の確認は忘れずに。
公園と綾瀬川
東口から徒歩10分ほどの場所に、「まつばら綾瀬川公園」があります。ここはとても広い公園で、休日には家族連れがたくさん来ています。
この公園は、とにかく広いです。ボール遊びなども全く問題なくできます。本気の野球などは難しいですが、キャッチボールなどは気兼ねなくできるでしょう。アングルを変えて撮影した写真はこちら。いかに広いかがわかると思います。
また、この公園に隣接している綾瀬川河川敷は、歩道が綺麗に整備されています。ここは基本的に歩道ですが、とても幅が広いので、歩き始めの赤ちゃんを遊ばせている人もいます。見ていて微笑ましいです。
雑多な飲食店
東口には個人経営らしき飲食店がたくさんあります。挙げ始めたらきりがないので、草加郵便局のすぐ近くの飲食店を例に取りましょう。
例えば、居酒屋の「やま廣」。地元民が来る素朴なお店です。
その隣には、ちょっと綺麗な蕎麦屋である「肉蕎麦むね」があります。私はこのお店の蕎麦がとても好きです。
ちょっと奥まったところには、waccaという喫茶店。
これらはたぶん全て個人経営のお店です。こういった素朴なお店が、東口にはたくさんあります。
チェーン系の飲食店
チェーン系の飲食店もたくさんあります。
ガスト、サイゼリヤ、なか卯、松屋、焼鳥日高、CoCo壱番屋、マクドナルド、キッチンオリジン、安安、ドミノピザ、じゅうじゅうカルビ、すたみな太郎、バリヤスサカバ、くいもの屋わん、天狗、鳥貴族 などです。
ひとつ特筆すべきとすれば、「カフェOB」でしょうか。
「カフェOB」は「珈琲屋OB」とも呼ばれます。埼玉県内に多く店舗を持つ、小さな喫茶店チェーンです。獨協大学前東口には、この珈琲屋OBの店舗があります。
珈琲屋OBは、いわゆる「デカ盛り」の店舗としてテレビなどに取り上げられることが多いです。ただ、獨協大学前の店舗はデカ盛り店舗ではありません。
珈琲屋OBの店舗には2種類あります。「フルサービス店」と「セルフサービス店」です。デカ盛りなのは「フルサービス店」のみです。
獨協大学前の店舗は「セルフサービス店」です。普通の喫茶店と比べると、サイズは大きめではありますが、いわゆる「デカ盛り」サイズではありません。
店内は素朴な造りになっており、値段も安いので、地元民の憩いの場になっています。私は、駅前の草加市立図書館で本を借りて、このカフェOBでコーヒーを飲みながら読む、ということが多いです。
草加市文化会館
市の施設である草加市文化会館もあります。
ここにはいくつかの会議室があり、非営利目的であれば、誰でも安価に時間借りすることができます。
コンサートホールもあります。座席数は約1200席です。幼稚園のお遊戯会でも使われますし、音楽界で著名な方が演奏することも割とよくあるようです。
パチンコ屋さん
気になる人も居ると思うので、パチンコ屋さんについても触れておきます。
獨協大学前駅の東口にはパチンコ屋さんがあります。PARK(ピーアーク)とSAPです。
パチンコ屋さんに対する考えは人によって大きく違うと思います。開店直前のパチンコ屋さんを見ると行列ができていることが多いですが、並んでいる人のマナーは良いように思います。個人的には、嫌な気分になったことはありません。
獨協大学前の暮らし 総評
紹介し続けるときりがないので、この辺で筆を置くことにします。このように、獨協大学前駅の近辺には「人生に必要なほとんどのもの」があります。
もちろん、全てがこの場所で手に入る、とは言いません。しかし、住む場所としては極めて快適であり、便利であり、生活コストも小さく済む、と言えるでしょう。
東京近郊で住む場所を選ぶ時に、獨協大学前を検討しないのはもったいないです。ベストの場所かどうかは人によると思いますが、どんな人にも有力候補にはなり得ると思います。
ぜひ一度、獨協大学前の駅を降りて西口を歩いてみて下さい。こんなに綺麗な街が埼玉にもあるのか、と驚くと思います。
検討に値する、と思ったら、東口も歩いてみて下さい。雑然とした街並みですが、それはそれで味がある、と思えたなら、獨協大学前はあなたにとって最良の選択なのかもしれません。
西に新しい街ができ、東には歴史が残る獨協大学前。一度は見においで。
以上、獨協大学前駅 主要スポット解説でした。
土橋さんありがとうございました!獨協大学前は実際に行くとかなり印象変わります。土橋さんへ相談したい方はこちら