- 自己紹介
- こんな人に読んでほしい
- 武蔵野線とはどんな路線なのか
- 武蔵野線の強みと弱み
- 武蔵野線の駅前批評
- 総論~まとめ~
自己紹介
皆さん、こんにちは!浦和(&武蔵野線)メンターのエンタマです。
私の経歴がなかなか複雑なものでして、国内外を10回以上引っ越しています。幼少期は数年間を武蔵野線沿線の新三郷と新松戸(千葉県)で過ごし、海外生活を終えた社会人からは浦和(岸町、前地、常盤)に約12年間住んでいます。
数年前に浦和駅近くの新築マンションを購入し、現在は妻(フルタイム勤務)と息子(1歳)とともに暮らしています。浦和駅近くは、何でも揃っているので総合力の高いバランスの良い街でおすすめです。そんな私が今回語るのは、浦和ではなく実は沿線を幅広く知っている武蔵野線についてです。
こんな人に読んでほしい
―さいたま市などの人気のある街の住居コストが高くて、お悩みの方
―武蔵野線に乗ったことがなく、どんな街があるのか分からない方
―とにかく広い家を購入希望の家庭を持たれている方
―都会らしさは求めず、どちらかと言うと自然を求めがちの方
武蔵野線とはどんな路線なのか
それでは、まず武蔵野線がどんな路線なのかを説明します。武蔵野線は東京方面または海浜幕張方面から都心の周りをぐるっと環状して、東京都・千葉県・埼玉県を結んでいます。その中で最も駅数が多いのが埼玉県なのです。その埼玉県内の主要駅は、新三郷、南越谷、越谷レイクタウン、南浦和、武蔵浦和、北朝霞になります。
※オレンジ色が武蔵野線、赤色が京葉線区間となります。京葉線直通列車に乗車すれば、埼玉県から東京駅へも乗り換えなしで行くことが可能。
武蔵野線の強みと弱み
武蔵野線は郊外から都心に結ぶ要素はあまりなく、埼玉県内の街を東西に繋いでいることが強みであり、県南では唯一無二の存在となっています。
強み:
―環状線路線のため、ライバルがいない唯一無二の存在
―埼玉県内にある複数の大型レジャースポット(越谷レイクタウン、ららぽーと新三郷、ところざわサクラタウン、そして東京ディズニーランド)を繋ぐカップルやファミリーに愛される沿線
―東京都のみならず、千葉県へもアクセス可能、そしてさまざまな路線に乗り換えられる(合計18路線)
―沿線の多くが発展途上または開発を控えているエリアが多いため、住居コストを安く抑えたい方にはおすすめしやすい
弱み:
―高架を走っていることが多いため、悪天候(大雨や台風)に弱い
―京浜東北線や埼京線などの主要路線に比べると、電車の本数が少なめ
―貨物列車が多く通るため、音に敏感な方には駅近くの住居をおすすめしづらい
武蔵野線の駅前批評
※「僕たちの武蔵野線を語る」動画でも説明しています。
◇三郷(5点)
「千葉県との県境に位置する、昔からの住宅街」
千葉県に一番近い、埼玉県の駅。駅の両側には大きなロータリーがあり、周りには飲食店・コンビニ・スーパーが並んでいます。車ユーザーの方にとって、渋滞が多めなので注意しなくてはなりません。ただし、三郷ICから高速道路に乗れば、東京都・千葉県・茨城県方面に簡単にアクセスすることができます。戸建てとマンションどちらもあるため、選びやすいです。
◇新三郷(7点)
「新三郷の三銃士は希少価値あり!」
かつては三郷駅のほうが栄えていたが、三井不動産グループの再開発により大きく変化した駅。ららぽーと、コストコ、IKEA(愛称:新三郷の三銃士)と誰もが行きたくなる大型施設が駅前にあり、施設ごとに歩き回ることも容易に可能。三郷駅同様に、週末などは三郷エリア以外からやってくる多くの車の影響で渋滞が発生しがち…。駅前にマンションがありますが、基本団地か戸建てがメインとなります。大型商業施設が大好きな方に、おすすめしやすい。
◇吉川美南(2点)
「どこか初々しい町」
2012年に開業した、武蔵野線内で一番新しい駅。近年、大規模マンションやイオンタウンが駅前に出来て、少しずつではあるが街づくりに力を入れている模様。2021年に温泉施設「アクアイグニス吉川美南」が誕生し、話題になりつつある。これからの未来が楽しみな街。
◇吉川(3点)
「己の道を突き進む」
駅前はそこまでひらけていませんが、駅前で生活必需品は揃います。よしかわ天然温泉ゆあみは、駅から近いため、独身用住居にお住まいでゆっくり入浴したい方にはうれしいところ。マンションよりも戸建てが多い印象。
◇越谷レイクタウン(7点)
「これぞ、リアルなシムシティ!」
2008年に開業した、わりと新しめの駅。巨大ショッピングモール、イオンレイクタウン開業にあたり誕生した駅であり、近年多くの人々が訪れていることから、武蔵野線の主要駅になりつつある。駅前に、イオンレイクタウンがあるため、街は栄えている。また、駅前には大手デベロッパーの大規模分譲マンションが多く見受けられ、ファミリー層にターゲットを絞った価格帯での販売スタイルとなっている。地盤が少し弱めのため、戸建て購入希望の方はハザードマップを見た上でご決断を。
◇南越谷(7点)
「国際性豊かな繁華街」
東武スカイツリーラインの新越谷駅へ徒歩数分で乗り換えが可能。駅前は栄えており、新越谷駅直結の複合施設「ヴァリエ」の中には、食料品や生活・日用品、本、そして雑貨などを買うことができ、仕事や通学帰りに寄り道して買い物を楽しむことが出来ます。駅前の飲食店の多さはなかなかのものであり、わちゃわちゃ感があります。外国人労働者が多く住む街としても知られているため、駅前は国際性豊かです。
◇東川口(5点)
「赤い血の街」
埼玉高速鉄道と乗り換え可能な駅。そのため、さいたまスタジアム 2020で浦和レッズの試合がある際は、武蔵野線で東川口に向かい、埼玉高速鉄道に乗り換えるサポーターが多くいます。駅前は広々としたロータリーが印象的で、スーパー、飲食店、家電量販店、フィットネスジムなどもあるのが嬉しいポイント。駅前は整備されているので、ファミリーにとってとても歩きやすい。坂が多い土地形状のせいか、大雨の時は駅前が水浸しになることがあります…。
◇東浦和(4点)
「浦和の軽井沢」
駅前は、コンビニやドラッグストアなどがありますが、そこまで栄えていない。駅前こそ寂しい印象ですが、駅から徒歩10分以上歩くと軽井沢のような緑あふれるエリアが登場。東浦和エリアは戸建てが多く、浦和エリアの中ではわりとコストを抑えて戸建てを購入することが可能です。東浦和中央公園や居沼方公園など、大きい公園が多々あるため、自然に触れたいファミリー層におすすめ!
◇南浦和(7点)
「丸の内ビジネスマン必見」
南浦和はJR京浜東北線と交差する駅であり、同線の始発・終着駅として他都県の方からの知名度はわりと高め。東口、西口の両方にロータリーがあり、飲食店や塾が多くあるのが東口であり、西口には丸広百貨店が駅近くにあり、その先は閑静な戸建て住宅街が広がっています。都内へのアクセスに優れているため、多くのマンションと戸建てが駅前から見受けられます。唯一のデメリットは、高低差のある地形。場所によっては、ハザードにひっかかるエリアもあります。
◇武蔵浦和(8点)
「武蔵野線沿線の優等生」
武蔵浦和はJR埼京線と交差する駅であり、ここ10年ほどで駅前の景色が目まぐるしく変わった、浦和トップクラスの再開発エリア。今では、多くのタワーマンションが駅を囲んでおり、その景色は良い意味で埼玉県らしくない都会。駅前に、マルエツやオリンピックなど大きめのスーパーが多々あり、買い物に不便することはありません。武蔵野線沿線で最も充実度の高い街であります。
◇西浦和(2点)
「車ユーザーに優しい浦和」
西浦和は浦和が付く8つの駅の中でも、知名度が割と低めな駅のひとつ。駅前は戸建てがメイン。駅から少し歩いたところにスーパーがある。新大宮バイパスが近くにあるため、駅近くに住む方にとって騒音・排気ガスは要注意事項。しかしながら、車を頻繁に乗る方にとってはメリットであり、池袋駅周辺まで約20分で着きます。車は手放したくないけど、住居費は安く抑えたい方におすすめしやすいです。
◇北朝霞(7点)
「駅前で基本何でも揃う、バランスの良い街」
北朝霞は東武東上線の朝霞台駅と交差しており、駅名こそ違いますが簡単に乗り換えることが可能であるため、池袋や川越方面に向かう際のアクセスに優れています。東口と西口、どちらにも大きいロータリーがあり、その周りに飲食店やスーパーがあり、生活利便性に長けている。5分ほど歩くと、自然豊かな住宅街となるため、交通利便性は欲しいけど静かに暮らしたい方にはとてもおすすめしやすい。ファミリー層、DINKS、一人暮らしと万人受けするエリアである印象。
◇新座(3点)
「立教大学生、御用達」
駅前は居酒屋を含む飲食店が多々あり、スーパーはフードガーデンが駅前にあるのでわりかし便利。新座駅で最も知られるのは立教大学新座キャンパスの最寄り駅であること(徒歩25分ほど歩きます)。分かりやすいデメリットとしては、駅近くに新座貨物ターミナル駅があるため、深夜や早朝に騒音がある可能性が…。
◇東所沢(3点)
「伸び盛りのある所沢」
2020年4月30日に竣工された、埼玉県の新たなレジャースポット「ところざわサクラタウン」の最寄り駅である東所沢。以前は、武蔵野線の一部始発・終着駅のイメージでしたが、今後要注目のエリアであることは間違いないでしょう。駅前は良い意味で静かな埼玉の町を象徴しており、飲食店は少なめ。駅前を通る東所沢駅前通り沿いは、閑静な住宅街となっており、戸建てがメイン。公園が多くあるため、西東京勤務であり、静かに戸建てで住みたい方にはおすすめしやすい。
総論~まとめ~
武蔵野線について、そして沿線における埼玉県の14駅の紹介と、かなり長い記事となりましたが、お読みいただきましてありがとうございます。
買い物やレジャーなどで大活躍する唯一無二の電車が、武蔵野線の魅力なのかなと思います。少し足を伸ばせば東京ディズニーランド(舞浜駅)へも乗り換えなしで行けるので、ファミリー層により愛される電車です。
繁華街、昔からの住宅街、新興住宅街、自然豊かなエリアと、バリエーション豊かなエリアが揃っているのが武蔵野線沿線の魅力です。主にファミリー層が好まれがちな広くて安い、コスパ優れる不動産相場を抱えているエリアが多いので、「派手さは求めないけど心地よい街に住みたい!」と言う方にはとてもおすすめしやすいです。
住居コストを抑えて、マイカーを持ちたい方にとってはとても魅力がある沿線であることは間違いないことでしょう。戸建てとマンション、どちらもさいたま市や川口市などのティア1エリアよりは安く購入できる現状となっています。(⇐2021年7月現在)
暮らしとレジャーの両方を満喫されたい方は、「合理的な武蔵野線」沿線を検討してみてはいかがでしょうか。お住まいのご相談あれば、いつでもご連絡ください。
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