どうもはじめまして、名栗のペネロペです。

この度、勝手ながら埼玉県は飯能市、名栗村の移住促進係を自薦いたしました。よろしくおねがいします。

まずは自己紹介

年 齢:30代前半
家 族:妻と7ヵ月の娘、それから愛猫愛犬。
現住所:渋谷区
職 業:渋谷区所在の不動産系企業
移住先:埼玉県飯能市旧名栗村
趣 味:キャンプ、音楽、飲酒(ウイスキーやクラフトビールが中心。麦党。)

移住、できんの?

総ての日本人の心象風景

今、都内でコツコツ真面目に働きながら、「移住っていいよなぁ」「コロナ後働き方もアレだし移住アリかぁ?」なんて、晩飯をつつきつつ田舎系バラエティ番組見ながら呟いちゃったりしてるあなた。先週もおんなじこと、言ってましたよ?

アラサーと言えばこれから中間管理職として会社に期待される脂ののった働き盛り。ましてやアラフォー以上なんてもう辞めるまで超現役。「移住しようかな」なんて口にしようもんなら「移住なんてできるの?」と好奇とも冷笑ともとれるような言葉をいただくわけです。ただ、個人的な意見を述べさせてもらいます。

「アラサーサラリーマンでも移住は完全に実現できる!」

…否、「できてくれなきゃ俺が困る。」というのが正しいでしょうか。

ん?と思ったあなた。だってすみません、引越し、半年後なんですよね。
そう、この記事は未だ移住を経験していない、旧名栗村への移住を決断したばかりの私が、まずはそこに至った考えや経緯について語る記事になります。

移住について悩んでいる、興味がある方、フレッシュな体験談として、どうか最後までおつきあいくださいませ。

今の住まい、東京都渋谷区、圧倒的メトロポリス

愛犬の散歩中に暗雲から覗く不夜城、東京都庁

3年前、当時住んでいた賃住の契約更新を機に購入の検討を開始。当時はまだ子供のことも考えてなく、また市況的にリセールバリューも考慮し、まあわりと、、いやかなり背伸びして渋谷区、新宿駅徒歩圏の2LDK新築マンションを購入しました。職場にはバスで楽々通勤、どこに行くにも交通の便がよく、マンション管理も行き届いていて、住み心地は控えめに言って満点。

ところが、その後まもなく、ふたりの間に第一子を授かる。漠然と会話に出ていた子育てのことについて、きちんと考えたり、妻と話したりするようになりました。

家族会議「本当に移住したいか?家族が楽しい姿を想像できるか?」

ニューボーンフォト、素敵でした。知人がやっているのでご紹介できます~

議論したのが、第一に2LDKではいずれ手狭になること、どうせ売却するならマーケットが崩れないうちにということ、シンプルにローンきちい、などなど。そして一番大きかったのが「子供にはのびのびとおおらかに育ってほしい」ということ。都会での暮らしはすごく便利だけど、自分たちが子供とともに過ごすイメージがわかなかったというか。

遠くに出掛けなくても手の届く距離にあるたくさんの自然が、楽しいことや怖いこと、生きていくうえでの教科書になってくれる。

そんな環境でこの子と過ごしたいと思い、次の拠点は都心でも近郊でもなく、田舎を選びました。
まあ、敢えて違う言い方をすると、「東京、疲れたね?」。今、私の隣で運動不足の愛犬も満面の笑顔だね?

え?庭つきの家に引っ越すんですか?の顔

家族とはいえ、それぞれ考え方がある。なによりもまず、理想の暮らし方について話し合い、夢を描くこと!そして「そんな暮らしなら楽しみだね~」と語りあえること。それさえあっていればその選択は間違ってるなんてことはないんだと思います。(そしてそれが名栗での暮らしだったならばステキだね?)

現実的にできるできないよりまず先、ココが一番大事なんじゃないかと。 

エリアはどこにする?求むは自然豊かな環境、立ちはだかる通勤問題

飯能と渋谷、横浜をも繋ぐ奇跡。埼玉のための、電車

んなこと言ったって現実問題、通勤があるじゃろ。勤務先である渋谷からドアドア何時間を許容するか?悩みますね。

その頃、しばしば入間川上流、白岩渓流園という関東屈指のキャンプ場(偏見)を訪れており、自然豊かで、暮らす人が生き生きしている、飯能奥地の旧名栗村というエリアに惹かれていました。そういえば飯能から渋谷は電車で一本、しかも始発駅。座れるやん。「通える田舎」のコンセプトで考えると、もう名栗しかない!と。

思い立ったらあとはパートナーの説得。頼まれもしないのにLINEで写真送ったり周辺施設を紹介したり、現地も連れて行った。緩急織り交ぜての巧みすぎるプレゼン。結果、拍子抜けなほどあっさりOKいただきました。

さあ、通勤時間を見てみましょう。現在バス通勤でドアドア40分。対する移住後。自家用車またはバスから飯能駅で電車に乗り換え、渋谷着。計、120分。120分。想像に難い。

ただまあ、働くことと、暮らすこと。僕は断然後者を充実させたいと思っていて。仕事以外の時間を自分や家族が好きな環境で自由に過ごせるなら、通勤の苦労は買ってでもやってやろう、と。

かといって全体重をシフトするわけでもない。「働く」と「暮らす」、そのウエイトバランスの振り幅と傾け方が、もしかしたらひとよりじゃっかん激しいかな?くらいの話。

ただですね。いくらカッコつけても通勤時間120分は短くならない。本当に通えるのか??武者震いが止まらない。通勤してみてのぶっちゃけどうか話はまた責任をもって記事にしたいと思うのでお楽しみに。

かくしてその後、地場仲介さんの戸を叩き、土地探しの険しい旅へと出掛けることになります。ここから先は長い上に専門的でカロリー過多なのでまたの記事に。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回の記事は、イントロダクションということで、都内在住都内勤務の私たちが里山移住を決定するまでの経緯や考え方についてご紹介しました。

私たちは現在、土地購入、法律・条令関係手続き、マンションの売却活動、工務店選定、ローン契約、工事契約を経て、やっと先日上棟式を迎えることができました。移住に向けた初期手続きを終えた今、大変ではあったものの無理なことは何一つないなと。結局は自分含む家族の思い次第なんだと思います、ほんとに。

あっという間に上棟

今は、名栗での暮らしにただただワクワクしています。

今後は、移住に関する具体的なエピソードや田舎ならではの留意点など幅広くお伝えしながら、名栗というエリアの魅力についても紹介していきたいと思うので、何か少しでもピンとくるものがあればうれしいです。

では、また。