目次
1.自己紹介
2.I was 家探しの迷い子.
3.家探しは自分探し
4.お宝かただの石か
5.家探しの宝の地図
6.宝探しの冒険
7.冒険の道案内
1.自己紹介
今回の記事では、私の家探しを事例に、家探しに迷える方にひとつのヒントをご提供できればと思います。
こんにちは、すんでメンターの団長です。
私は大学進学で東京に上京し、それから8年。結婚も挟みつつ6件の賃貸を転々としました。
理想の住まいの購入を検討する中、一軒の家に出会いました。
四方を家に囲まれた日当たり少ない中古戸建。
影からサポートするのが性に合う私にとってこの家は自分みたいだなと運命を感じました。
一般的には、家の日当たりは重視される項目。
だからこそ、広くて駅近でも高値にならず
安く購入することができました。
2.I was 家探しの迷い子.
ただ、家探しをスタートしたタイミングではどんな家が理想なのかわからない状態。
この家が運命とは到底感じなかったでしょう。
最初はがむしゃらにネットで物件検索し、物件周辺や駅周辺に足を運んだりしました。
でも、途中で致命的なことに気付きました。
「自分は白馬の王子様を待っているだけだ…」
1億円の物件が半額で私に買われるのを待ってくれている、
そんなありもしないことを期待してsuumoを眺めていたのです。
売買は需要と供給で成り立っている。
安いなら安い理由があるのでしょう。
でもやはり「安く」「いい家」を買いたい…。
そこでようやく気付きました。
いい家ってなんだ?
安いのはなぜだ?
この2点をクリアする必要があることに。
3.家探しは自分探し
いい家って私は究極、皇居だと思っています。
広さ、都心、自然、家の内外装(これは想像)…
欠点は最寄りのスーパーが成城石井で高そうだなってことくらいでしょうか。
でもいい家って高いですよね。(敬いを込めて)
皇居を例に、広さ、都心アクセス、自然、家の性能、必要施設へのアクセスを考えると、
すべてを究極に満たす売出中の豪邸は数十億円。
…このままでは一生買えないので、自分の与信で入手可能ないい家を考えます。
まずはいい家に必要な要素を取り出します。
取り出し方の一例を記載します。
(1)値段に関わらず本当に住みたい理想の家をイメージします。
イメージが難しければsuumoで最高と感じた家をひとつ選びます。
(2)その家を構成する要素を取り出します。
(3)構成要素の優先順位を決めます。
(4)それぞれの許容範囲を決めます。
この過程で、自分の好みやライフスタイルと向き合うことになります。
自分探しの旅です。
私の場合は下記5点でしたが、他にもたくさんあると思います。
駐車場や、眺望など。
ご家族みんなで要素を出して、優先順位と許容範囲を決められることをお勧めします。
私の場合の例
①広さ100平米以上
②駅徒歩7分以内
③東京駅40分圏内、乗換1回以内
④徒歩10分圏飲食店10店以上
⑤リフォーム不要なきれいさ
4.宝石かただの石か
「いい家」の要素を決められたら、「安く」購入できる物件を探します。
私達家族は、家以外にもお金をかけたい、家にかかるコストを極力抑えたかったので
「いい家」の中で最も安い物件を購入予定でした。
そこで次に当たった壁が安い理由です。
安い家は探せば割とあるものの安すぎる家は大丈夫かと不安になったのです。
安い理由を洗い出してみることにしました。
A.接道(建て替え不可)
B.土地の権利(借地権)
C.土地の利用用途(調整区域)
D.管理費(高い)
E.修繕積立金(高い・安い)
F.ハザード(地盤、河川)
G.売却理由(事故物件)
H.入居時期(遅い)
I.駐車場(なし)
J.日当たり(なし)
次に、妥協できるのは何かに向き合います。
私の思考プロセスを例として記載します。
A〜C 建替の可能性
建替の可能性を捨てられず、Aは私道接道まで妥協、Bは所有権のみ、
Cは調整区域は手続きの煩雑性と難易度から敬遠し除外。
D,E 維持費
高すぎると安く買う意味がそもそもないので計5万円以上は除外、
修繕費安すぎるのも将来の手続きの煩雑性から除外。
F ハザードリスク
万一、大地震や大洪水の際に生活を失うリスクを極力下げたかったので地盤強度と標高の低い土地を除外。
G,H 売主のご都合
亡くなられた以外の売却理由ならOK、入居時期は1年先まで妥協。
I,J 家の機能、性能
運転が苦手なので駐車場なしは妥協、日当たりも妥協
妥協できる項目を洗い出したことで、
自分にとっての宝石とただの石の違いが見えました。
しかし、ここで未だに決まっていない重要項目があります。
「エリアはどこにするか」「マンションか戸建か」
5.家探しの宝の地図
いい家を安く購入することを目的にしたため、エリアと居住形態が後回しになりました。
しかし、ここで生きてくるのが、いい家の要素と安い理由の妥協点です。
この2点から自分の宝の地図を作ります。
私の場合を例として記載します。
広さ100平米以上としたので、広いマンションは高くて断念、戸建に絞りました。
次に、エリアとしては東京駅40分圏内で東京駅を中心とした円が決まりました。
ハザードリスクを妥協できない点で東京東部と北部の一部、神奈川北東部、埼玉南部の河川沿いと標高低地が除外されました。
残るエリアが東京西部、横浜周辺、埼玉となった時点で、そもそも「安い」のが埼玉でした。
こうして、私の宝の地図が完成しました。
京浜東北線:南浦和〜大宮
埼京線:武蔵浦和〜南与野
高崎線:宮原
宇都宮線:土呂
東武東上線:志木〜和光市
6.宝探しの冒険
あとはこの地図の中でお宝を探索します。
上記の駅徒歩7分圏での戸建という条件で検索。
大宮と浦和は高くて「お宝」はない…
また、今の世の中であればまた違ったと思いますが、
当時は毎日通勤しており、大宮以北は電車の本数が少なく40分圏ギリギリで除外。
東上線沿いは安い物件はあるものの、安い理由の多くが坂の下。
歩きと自転車中心の移動スタイルには合わず断念。
埼京線沿いも同様に、安い理由が低地か川沿い、もしくは高台でも高低差が大きいところで生活スタイルが合わず断念。
京浜東北線のさいたま新都心、与野、北浦和、南浦和の中で各要素の許容範囲を満たしつつ、安い理由も妥協できる家。
この中で見れば、相場的にも安いのは与野。
新築建売比で1千万超安い、冒頭の物件が見つかり、冒険が終わりました。
私道接道、日当たり・駐車場なし、入居時期半年先、売却理由がネガティブ要素ありでしたが、
すべてあらかじめ妥協できていたので即決でした。
7.冒険の道案内
すんでメンターは家探しの冒険の経験者です。
経験は様々ですが、経験者の観点から冒険者に道案内をしています。
私がしてきた冒険は、
・家の獲得コストを抑えて予算を他に回したい
・戸建中心の広域検討をした
・悩みの言語化・具体化が得意
・資産性を求める方には不向き
という特徴があると思います。
得手・不得手ありますが、冒険の過程で悩み、考え抜いたからこそ、同じく悩んでいる方の助けになりたいという強い気持ちでメンターをやられている方がほとんどと思います。
親身にお応えいたしますのでご相談ください。
ただ、悩みの言語化って難しいものですよね。
「すんで」の右下メッセージフォームから
住んで埼玉・代表の岡野さんにメッセージしてみたら解決に向け進めていただけると思います。
私に相談してみたい方は、
下記ボタンよりご相談ください。
与野に住んで6年目になるので、与野周辺情報や、子育ての過程で経験した保活や戸建での暮らしのお悩みにももちろんお応えいたします。
また、与野のグルメ情報や、埼玉の散歩スポット、温泉情報などをTwitterに上げたりしてますので、もしよかったらそちらもご覧いただけましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。